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自転車屋の老夫婦

前回の日記(「ぷりぷりしたい」参照)で「上半身と下半身のサイズがモンタージュ並みに違う。どげんかせんといかん!」という話を書きました。
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そこで、どげんしようかと色々考えました。
今流行りのビリーズブートキャンプもかなり魅力的ですが購入者の話を聞くと「入隊と除隊をくり返して、結局除隊した」という人が多いようですし、ロディオみたいなメカに乗る『ジョーバ』はデカいし高い。
結局お手軽な自転車を購入して一生懸命サイクリングしようと考えました。自転車は楽しいし辛くもない♪我ながら良いアイデアです。
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サイクリングって言っても本格的でもないので適当なママチャリでもあれば…と思い、近所の自転車屋を何軒か素見すことにしました。
一番近い自転車屋に行ってみましたが「ここ最近パンク修理くらいしかしてない」みたいな暗くて汚い店構え(失礼!)。一応覗いてはみたけどココで買う事はまず無さそうです。
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「さて他の店でも見に行くか」と思ったら店主らしきおじいさんが出て来てしまいました。
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「いらっしゃい!どんなのお探し?小さいの?大きいの?畳めるやつ?」
どんなのも何も「どんな自転車があるかな〜」くらいの気持ちだったので全くノープランです。
「えっ?えぇっと〜…まだ何も考えて無くて…シティーサイクル(街乗りの一般的なヤツ)で何か良いのあるか見に来たんです」
「あぁ小さいのね」(「シティーサイクル」が何故か「小さいの」に聞こえたっぽい)
「いえ小さくなくていいんですけど、普通の…コレみたいな形で」と適当に近くにあったママチャリを指差しました。
するとじいさんは私がその自転車を欲しがってると思ったのか、そのママチャリの説明(見れば判るような説明)を始めてしまいました。
困った私は「ちょっと他のお店も色々見てみたいので他店も見たらまた来ますね!」と言って帰ろうとしましたが、聞こえないのか店の奥からボロボロのパンフレットを持って来てさっきのママチャリの色違いも紹介しだしました。
わー困った、私はこういう状況に弱いのです。服を買いに行っても店員に色々説明されて勧められると「いらない」と言えなくなって絶対似合わないのに買って後悔した事が過去に何度もあります。
仕舞いには店の物音に気付いた奥さんまで出て来てしまいました。
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「どんなのお探し?大きいの?小さいの?」
わー困った、同じ事聞いてくる。もしかして「…シティーサイクル(街乗りの一般的なヤツ)で何か良いのあるか見に来たんです」って言ったら「あぁ小さいのね」って言うんじゃないの?そうでしょ?

…服屋の店員1人でも断れなくなる私だから老人2人に勧められたら断れない…
そう思った私は「すいません!検討してまた来るかもしれません!」と言って逃げるように店を出てしまいました。
こういう時に場を変な空気にせずに断るにはどうしたらいいんでしょうか。

結局その後他の店を2〜3軒まわってイメージにピッタリな自転車を購入する事ができ、今では毎日サイクリングを楽しんでいます。が、、、あの老夫婦のお店の前は何となく申し訳なくて通ることが出来ません。